Thirteen サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
Thirteen サーティーン あの頃欲しかった愛のこと
![]() |
![]() |
サーティーン あの頃欲しかった愛のこと 販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン |
Six Feet UnderのBilly役でかなりのインパクトがあり、とても好きな俳優の一人であるJeremy Sisto(ジェレミー・シスト)が出てるということで、「サーティーン あの頃欲しかった愛のこと」という映画を見てみました。まず、この人に先入観を与えてしまう変な邦題。どうしてこんな風にしたがるんだろう。まあいいけど。
話の内容は結構面白かったですと。久しぶりに映画の全部を見逃さないように、お茶とか飲むために席をはずしたときに一時停止してみたくらいでした。
衝撃を呼んだ話題作!というふうに宣伝されていたので、見る前からどんなもんなのか結構興味がありました。衝撃というよりは、主人公のトレイシーがなるべくして格好の変貌やドラッグの売買、男関係といったいわゆる非行に走ってしまったというふうに感じました。実際、トレイシーの行動の範囲は度を越えているけど、実際こういうことってあるよなーって妙に共感してしまいました。13才という年頃は、まだまだ狭い世界の中でサバイバルしていかなくてはいけなくて、学校とかでLoserにならないように一生懸命なんですよねー。
べつにトレイシーが特別なのではなくて、実際どんな人も、友達と好みを合わせたり、こんなダサイもん学校に持っていけるわけないだろ!とか、今思うとほんとにくだらないことにこだわってたりすることって結構みんなあると思います。非行に走らない子だって、実際周囲からの小さな縛りみたいのとか結構気にしますよね。親も親で、子供が楽しんでいて欲しいし、干渉しすぎてもよくないしみたいな、子と親の両方に共感できる部分がたくさんありました。
非行に走るか走らないかは、やるかやらないかだけの話であって、実際何がいけないの?って自分が親になったとして、子供に聞かれたら答えに困るよなーって思いながら見てました。だって、世の中のメディアなどは、Coolな人としてピアスを開けたり髪をそめたりするのが当たり前だし、ドラッグだって売ればすぐに金になるし。金だ金だ、といっている世の中で楽に金儲けしてなにが悪いんだ、って思っちゃうのも無理ないですよねー。ドラッグでハイになってラリってそのとき幸せになれるなら、やらないで不幸せよりはいいだろ。とか。
悪い悪いっていうだけでなく、ちゃんとした理由を子供たちにきちんと説明出来る自信は自分には無しです。
そして、Jeremy Sistoですが、この中でもいい感じの役を演じていました。ちなみに、24のニーナ役の人も出てました。
っていうか、この作品の脚本は、イーディー役をやっていたひとが13才のときに経験した実体験をもとに書いているそうです。撮影当時は14才!凄い才能ですねー。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント