Promises プロミス
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プロミス 販売元:ビデオメーカー |
イスラエルとパレスチナの子どもたちの様子を描いたドキュメンタリー映画です。映画といってもボーリングフォーコロンバインとは違って、監督にものすごい意見があってそれを作品にしたようなものではなく、それぞれの子どもたちの様子やインタビューをまとめたものです。
題名を見る限り、子ども達が敵対国の人と何か約束をするのかなーとチープな感じのを予期しながら見ていたのですが実際は違いました。
見てほんとによかった作品だと思いました。このドキュメンタリーには主に7人の子ども達が出てきて意見を述べているのですが、全員として同じ意見を持っている子がいないということが驚きです。イスラエルの中でも、比較的中立的な意見を述べていた双子の男の子ダニエルとヤルコが監督と共にエルサレムの嘆きの壁に行き、正教徒派のユダヤ教の人をみて「ここに来るくらいならアラブの町に行く方が怖くないよ」といったことを述べていたのが印象的でした。一方ほかのイスラエルの子は毎日ラビのような格好をして、聖書を読み、規律を守って生活をしてたりとこんなにも違うのかと考えさせられました。
それから、子ども達が自分の意見をしっかりと言えてるのがほんとに凄いと感心させられます。一日だけイスラエルの双子がパレスチナの子の家に行って話をしたり遊ぶ場面があるのですが、そのコミュニケーション能力は大人も学ばなくてはいけないなと思ってしまうほどでした。お互い自分の母国語ではない英語をつかって話そうとする姿は、大人顔負けです。
最後に遊び終わって、パレスチナの子がいう言葉は涙なしで見れないでしょう。仲良くしたいけど出来ないという二つの複雑な気持ちが伝わってきます。
見た後にほんとに考えさせられる映画です。イスラエルとパレスチナ問題に関心のある人は絶対見るべきでしょう!
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